フォーサーズ(Four Thirds System)とは




フォーサーズシステムについて

フォーサーズシステム(Four Thirds System)は、オリンパスとコダックによって提唱された、デジタル一眼レフカメラの共通規格です。名称の由来となった4/3型(約17.3×13mm)のイメージセンサー(撮像素子)と、これに適する標準規格化されたレンズマウント及びデジタル専用設計の交換レンズが規格の中核となっています。

フォーサーズシステムのフランジバックは38.67mm、イメージサークルは対角が21.63mmと規格化されていて、イメージサークルは従来の35mmフィルムカメラと比較して約半分であり、そのため、フォーサーズシステムのレンズの焦点距離は、同じ画角を有した35mmフィルムカメラのレンズの焦点距離に対し、約半分の値となります。つまり50mmのマクロレンズは銀塩カメラでいう100mmの焦点距離となるわけです。
これにより望遠レンズにおいては、より大型のセンサーを採用する他社のデジタル一眼レフシステムと比較して小さく軽く設計することが可能で、望遠側では有利となります。。また、イメージセンサーのアスペクト比が 4:3 なので標準的なコンピューターディスプレイ(640×480,1024×768,1600×1200 等)において、フルスクリーンで表示させることが可能なのも特徴です。

フォーサーズ・システムはオープン規格としてカメラメーカー等の業界団体に対しNDA(Non-Disclosure Agreement)ベースで公開されていて、他のメーカーの参入を可能としています。

2005年まではオリンパス以外のメーカーからはボディが発売されませんでしたが2009年現在では、パナソニックとライカからもボディが提供されています。