平らな一眼レフに惹かれて
私が最初に買ったデジタル一眼レフがE-300です。レンズキットは2004年12月発売。当時、店頭で10万円を切っていたことに加え、上面が平らな形と、センサーへのゴミの付着を減らす仕組みが決め手になりました。衝動買いに近いものでしたが、レンズを替えると同じ場所の見え方が変わると教えてくれた一台です。
ファインダーを支える独特の構造
普通の一眼レフのようなペンタ部の出っ張りがありません。光路を横に折り曲げる仕組みで高さを抑えています。ミラーのあるデジタル一眼レフなので、構図は光学ファインダーで決めます。見た目が似た箱型のミラーレス機とは、手にして撮るときの動作が別物です。
撮像素子は約800万画素の4/3型CCD。青空や白い雲を撮るなら、白が飛ばない露出を探しながら、JPEGとRAWを見比べてみると色の違いが分かりやすくなります。
取り出して撮れる状態にする
コンパクトフラッシュを用意し、電池が充電できるか、記録した画像をカメラとパソコンの両方で開けるかまで確認します。レンズを買い足すときは、対応表の脚注も読みます。たとえば一部のZUIKO DIGITALではE-300のファームウェアが所定のバージョン以上であることが条件です。
次の一本は、最初のズームの使い方から
標準ズームでよく使う焦点域を見て、広さが足りなければ広角、もっと寄りたいならマクロを足します。私はこのカメラからレンズを揃えていきました。ボディ選びから始めたはずが、撮りたいものを考える時間が増えていくところに、このシステムの楽しさがあります。
見慣れた場所でレンズの違いを覚える
レンズ交換式を使い始めると、広い側で景色を収めた写真と、長い側で一部を切り取った写真を比べたくなります。E-300でも、まず標準ズームの両端を同じ位置から撮り、次に自分が前後へ動いて主役の大きさを揃えると、距離感の違いがよく分かります。撮影場所を変えずに試せるので、次に欲しいレンズの焦点域も見えてきます。
手元で画像を見返すときは、青空だけでなく影や雲の階調にも注目します。明るい部分の情報を残した一枚を基準にすると、色を濃く仕上げる余地も考えやすくなります。画素数の数字より、何をどこに入れて撮ったかを見返せるところが、最初の一眼レフを使う面白さだと思います。