画角を比べたいときに約2倍
フォーサーズの撮像面の対角線は35mm判のおよそ半分です。そこでレンズの焦点距離を約2倍にすると、35mm判で近い対角画角になる焦点距離の目安が出ます。7mmなら約14mm、14mmなら約28mm、25mmなら約50mm、150mmなら約300mmです。4:3と3:2では縦横の比率が違うので、画面の縦と横が同じ範囲になるという意味ではありません。
レンズの刻印はそのまま読む
25mm F1.4を付けても焦点距離は25mmで、カメラの絞りはF1.4です。画角を揃えて露出を考えるとき、換算した焦点距離を実焦点距離の欄に入れたり、換算値で露出設定を置き換えたりしません。背景のボケを比較するなら、画角、絞り、被写体までの距離、背景との距離を揃えて考えます。
同じ位置と同じ構図を別々に試す
その場から7mmと14mmで撮り、次に14mmのまま位置を変えて主役の大きさを合わせます。位置を変えた二枚では、手前と奥の大きさの関係まで変わります。広角の遠近感が欲しいときは、レンズの数字だけで選ばず、自分がどこに立てるかを先に考えると構図が決まりやすいです。
マクロでは撮影倍率も確認
35mmマクロは約70mm相当の画角ですが、撮影倍率は別の指標です。花のしべを大きく撮るなら、実際にどれだけ寄れるかと、その距離で光を当てられるかが大切です。35mm判換算はレンズ選びの入口に使い、接写の条件は製品仕様を読みます。
旅行のレンズを数字から組み立てる
街と室内を一本で撮るなら、12–32mmは約24–64mm相当、14–42mmは約28–84mm相当という広さの違いから考えます。室内で後ろに下がれないことが多ければ、広い側の差が効きます。遠くの看板や人を大きくしたいなら長い側を見ます。レンズ交換を減らしたい日と、薄い単焦点を付けて歩きたい日では、必要な焦点域も変わります。
鳥や運動会のように撮影位置を自由に変えにくい場面では、最大の数字だけでなく、短い側で被写体を見つけやすいかも確認します。近くに来た瞬間に入り切らないことがあるので、撮影場所の距離を想像してズームの両端を選ぶと無駄が減ります。
ボケを変える三つの動かし方
同じレンズで背景を整理したいときは、絞りを開く、被写体へ近づく、被写体を背景から離す、の順で試せます。近づくと主役の大きさも変わるので、最後に画面の端を整えます。換算した数字を覚えるだけでなく、この三つを実際に動かしてみると、自分の一本でできることが分かりやすくなります。