止まりものからファインダーに入れる練習
150mmはフォーサーズでは約300mm相当の画角になります。遠くの鳥には便利ですが、望遠端で狙い始めると、見失ったときにどこへ向ければよいか分かりにくくなります。ズームの短い側で枝や岩を目印に鳥を入れ、望遠側へ振ります。まずは止まっている鳥で、目にピントを置きながら背景の枝を整理する練習ができます。
止まりものと飛翔で速度を変える
止まりものでは鳥の動きと構えやすさを見て、速めから試します。飛翔では1/1000秒以上を出発点に、翼の動きや鳥の大きさに応じてさらに速くします。速くすると感度が上がることがあるので、画面を拡大して羽のブレとノイズを両方見ます。連続AFが使いにくい組み合わせでは、動きが読みやすい場面に絞ると狙いやすくなります。
周囲の環境も一枚に入れる
鳥を画面いっぱいに大きくするだけでなく、飛んでいく側や視線の先に余白を残すと動きが伝わります。水辺なら反射を含めた引きの一枚も撮れます。野鳥を追って近づき過ぎず、巣や休息場所の周囲には入り込まないようにします。
旧ボディでは一場面ずつ狙う
現行機の被写体認識や撮影前の記録を前提にせず、旧Eシリーズでは止まり木や飛びそうな方向を先に観察します。連写でカードへの書き込みが長引くなら、短く区切って撮影します。たくさん切るより、鳥がよくいる位置と時間帯を見つけるほうが次の一枚につながります。
空抜けと木陰で露出を見直す
鳥の後ろが明るい空なら、カメラ任せの露出で鳥の体が暗くなることがあります。体の模様を残したいときは露出を調整し、空の明るさとの釣り合いを見ます。木陰では速度が落ちやすいので、シャッター速度を先に確認します。白い羽がある鳥は、その部分が白く飛び過ぎていないかも拡大して見ます。
枝が手前を横切るとAFがそちらへ移ることがあるので、測距点を鳥の位置に置き直します。全部を一度に調整するより、まず目にピントが来たか、次に羽のブレ、最後に背景という順で確認すると失敗を整理できます。
写真を選ぶときの順番
帰宅後は、似た写真から目の位置がはっきりしたものを選び、その中で首の向きや枝の重なりを見ます。大きく切り抜けば主役は強調できますが、低画素のボディでは使える範囲が限られます。引きの構図でも鳥のいる場所が伝わる一枚なら残す価値があります。次回のために焦点距離と速度を書き出すと、足りなかったのが望遠の長さか、撮影位置かを考えやすくなります。