ブレの原因を一枚ずつ見る
背景の柱や地面まで同じ方向に流れていたら、構え方やシャッター速度を見直します。背景は止まり、歩く人や揺れる花だけがぶれるなら、被写体の動きに合う速度が必要です。E-510のようなボディ内補正も、動く被写体の動きを止める機能ではありません。
手持ちでは両手で支えて速度を試す
レンズの下に手を添え、脇を軽く締めます。望遠はわずかな揺れが目立つため、最初は速めの速度で撮り、静物で数枚ずつ遅くして自分の成功率を見ます。ボディ内とレンズ内の両方に補正がある場合、協調動作する組み合わせかはメーカー資料で確認します。両方を有効にすれば必ず良くなるという考え方では選びません。
三脚と流し撮りでは設定を読み替える
三脚で固定するときは、使用機種の取扱説明書に補正オフなどの指定があれば従います。流し撮りでは、補正に専用モードがあれば対応する方向を確認します。まず近い速さで通る被写体を、腰から上を滑らかに回して追い、少し速めのシャッターから試すと失敗の原因が分かりやすくなります。
接写では前後の揺れを意識する
マクロでは画面の横方向の揺れが少なくても、体が前後に動くとピントが外れます。テーブルに肘を置ける位置へ移るか、レンズ先端を被写体から少し離します。花を大きく写せることと、狙った場所にピントを残せることのバランスを考えると、撮りやすい距離が見つかります。
シャッター速度を一段ずつ変えて試す
試写には文字のある看板など、拡大して線が見える被写体を選びます。同じ焦点距離と構え方で数枚撮り、速度を一段ずつ遅くしてみます。成功した一枚だけで決めず、数枚のうちどれくらい線がはっきり残ったかを見ると、自分がその場で使える速度の目安になります。ISO感度を固定すると暗くなる場合があるため、露出も一緒に見ます。
望遠端でだけぶれるなら焦点距離を短くし、接写だけなら前後の揺れを疑います。押した瞬間に大きく動いている場合は、足の置き方やシャッターボタンを押す指の力も見直せます。
補正のない単焦点を選ぶとき
明るい単焦点を小さなボディに付けると持ち出しやすくなりますが、暗い場所で撮りたいものが動くかも考えます。止まった建物なら補正の効果を活かしやすく、歩く人なら速度の確保が必要です。レンズの開放F値、ボディ側の補正、使える感度を別々に見て、撮りたい場面のどこに余裕が生まれるかを考えると機材を選びやすくなります。